【2023年度版】ホームページのリニューアル費用を項目別に大解説!

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本記事では制作会社からのホームページリニューアル費用の見積書に記載されている項目について解説しており、最後まで読むと見積項目の内容が理解できるようになります。
ホームページリニューアルの見積に記載されている内容だけでなく左右する要因や、見積をとる際の注意点、見積を安くおさえるポイントもわかりやすく解説していきますので「ホームページリニューアルにかかる費用の項目を理解して、まずはWebサイト制作会社に見積を依頼したい」という方はぜひ参考にしてください!

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ホームページリニューアルの見積書の見方と注意点
ホームページリニューアルの見積書は、制作会社ごとに算出根拠が違うこともありコーディング費などの専門用語が記載されていたり、その単価・金額が制作会社によって異なるため、比較検討が難しい場合があります。制作会社は見積に記載した必要な費用を請求してくるので、見積もり内容を正しく理解し分からないことは遠慮なく質問し、また要望を適切に伝える必要があります。
要件(要求・要望)によって見積内容が変わるので要件整理や設計段階で制作会社としっかりと打ち合わせを行いつつ、社内意見の優先順位をもとに制作会社へ依頼できると無駄な費用の削減にもつながります。同時にリニューアル後に発生する運用費や保守費も見積に含まれているか確認し、将来的のホームページにかかるコストを把握することも大切です。

ホームページリニューアルの見積に記載される項目と、それぞれの項目の詳しい内容をご紹介します。

1.要件定義の費用

クライアントとのミーティングやディスカッション、要件収集のためのインタビューなどが含まれます。
要件定義の費用はプロジェクトの複雑さや範囲によって変動します。比較的小規模でシンプルなプロジェクトの場合、要件定義の費用は比較的低い可能性がありますが、大規模で複雑なプロジェクトの場合、要件定義の費用は高くなる傾向があります。

要件文書の作成

要件定義をするためホームページリニューアルにおける具体的な目的、必要な機能などの要件をまとめた文書作成が必要です。この文書には機能要件、非機能要件、デザイン要件、サイトの動作要件などの内容が記載されています。要件定義はホームページ制作における関係者の認識を統一する手段として必要となり、発注側と制作側の間で明確な認識合わせが必須です。発注側で揉んだ関係者からの要求に対し、制作会社との間に起こりがちな認識のズレを回避しやすくなるばかりでなく、認識齟齬が生まれにくくなります。要件定義を丁寧に実施して関係者の認識のズレを最小限にできると依頼者がイメージして要望していたホームページリニューアルが実現できます。
このように要件を明らかにするために必要な作業が要件定義であり、この成果物が要件定義書です。

プロジェクト計画

要件定義の段階では、プロジェクト全体の計画やスケジュールの立案も行われることがあります。計画にはホームページリニューアルの目的や背景、期待する成果や効果などが含まれます。またスケジュールにはホームページリニューアルの作業工程や納期、マイルストーンなどをひき社内外の関係者や体制、役割、連絡方法なども計画に含めていきます。ホームページリニューアルのプロジェクトで起こりえるトラブルやリスク、想定外の問題が発生することもあり、それぞれに対策や回避策についても計画しておくといざというとにスピーディーな判断のもと、動きやすくなります。

要件定義の注意

見積はわかりやすいことが重要です。プロジェクト全体の見積もりに要件定義の費用を含めることもあれば、別途請求することもあります。

プロジェクトの要件を明確に定義できると要件定義の段階での費用を含めた正しい見積依頼として依頼先が理解しやすく、また提示された見積も自社(関係者)理解しやすくなります。

Webサイト制作会社、Web開発会社、デジタルエージェンシーによって費用の内容が変わることもあります。

2.デザイン費用

デザイナーの確保

社内デザイナーや外注webデザイン会社、フリーランスのデザイナーとの契約によってデザイン費用が発生します。デザイナーとしての経験と専門知識や経験が豊富なデザイナーは一般的に高い費用が発生します。

デザインコンセプトの提案・ページデザイン

サイトのコンセプトやデザインアプローチを提案するための作業費用が発生します。各ページのデザインを作成するための、ホームページ、コンテンツページ、お問い合わせページなどのデザインが含まれます。

レスポンシブデザインについて

デバイス(のモニタサイズ)に応じて適切に表示されるレスポンシブデザインが必要な場合、より最適に表示させることはできますがその分、費用が上がることがあります。

ホームページで使用するための画像、ロゴなどの準備

デザイナーに提供する画像やコンテンツ情報、イメージ画像、アイコン、ロゴなどの準備が必要です。

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3.コーディング費用

一般的にコーディング費用にはHTML/CSS/JavaScriptが含まれます。

この費用はプロジェクトの規模と複雑さによって異なり使用するフロントエンド技術や特定のフレームワークを使用する場合には追加費用がかかることがあります。

UI/UXを向上させるためのアニメーションや凝った見せ方・ギミック効果などが更に必要な場合それらを実装するためコーディング作業が増えます。またモバイルフレンドリーを重要視した場合には費用にも影響します。

4.プログラミング・開発費用

CMSの開発・バックエンドの開発・サードパーティの統合が含まれます。
リニューアルするホームページのページ数や機能、要件によって費用が変わります。プロジェクトのスコープより多くのページや機能を含むプロジェクトは一般的に費用が高くなります。

コンテンツ管理システム(CMS)の活用やバックエンド、データベース設計、サーバーサイド開発などが必要な場合、それらの作業によっても費用が増えることがあります。またSNS連携などサードパーティのツールやAPIをホームページに統合する場合、それにかかる開発費用が発生します。

新しいホームページをテストしてバグを確認~修正するための作業も開発費用に含まれる場合があります。

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5.コンテンツ制作費用

コンテンツの制作費用が発生します。
リニューアルするホームページに掲載する文章や画像、動画などのコンテンツを作成する費用が発生します。コピーライターやカメラマン、インタビュアーや動画制作会社などとの契約によって発生します。

6.ドメイン取得費用

ホームページのアドレスとなるドメインを取得するための費用です。
ドメインを新規で取得する際は「取得費用」が必要です。ドメインをそのまま使用する際、更新時期には「更新費用」が必要です。※ドメインの解約には費用はかかりません

7.ホスティング費用

ホームページをインターネット上で公開するために必要なサーバーのホスティング費用です。

8.セキュリティ対策費用

ホームページのセキュリティを強化するための対策にかかる費用です。求めるセキュリティレベルや要件に沿った対策を実施するための費用です。

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9.テスト・検証費用(全体テスト)

新しいホームページのテストや動作確認にかかる費用です。UI/UXや導線のテスト確認だけでなく、静的ページか動的ページによってテスト項目は変わります。

10.メンテナンス費用

メンテナンス費用とは公開後にかかる費用です。
ウェブサイトのデータを定期的にバックアップし、万が一の際にデータを復元するためにバックアップとリカバリ対応が必要です。また使用しているCMS (コンテンツ管理システム) やプラグイン、ソフトウェアを最新の状態にすることや、更に安全性と機能性を保つため定期的にソフトウェアアップデートなどの更新が必要です。

11.オプション見積り:SEO対策費用

Google検索で上位に表示させるための費用です。
ホームページが検索エンジンでより上位に表示されるようにするための対策にかかる費用です。ホームページは公開してからが重要で、ホームページの役割を果たすため成果を出すために常にPDCAを回すことが重要です。SEO対策は導線をつくる上で重要な施策の一つです。

まとめ:『ホームページリニューアル費用』は項目別にチェックしよう

ホームページ制作には沢山の人たちと関わる機会が多いです。
まずは見積項目を理解できるようになると、他のメンバー(外注含め)へ相談しやすく、また判断することも早くなると思います!

これからホームページリニューアルを考えている方はぜひチェックシートを活用してください。

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