これまでに終了してきたGoogleサービスたちを振り返ろう。

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こんにちは、システム部の平井です。
ワンゴジュウゴでは、MOOGA(ムーガ)という法人向け動画配信サービスの開発・運営しておりますが、サービスを発展させていくことはとても大変なことだと日々実感しています。

最近ではGoogleが一般ユーザー向けコミュニケーションサービスのハングアウトを終了することが報じられました。
(実際にはビデオ会議を行う「ハングアウトMeet」とチャットメッセージのやり取りを行う「ハングアウトChat」に分割がされるようです。)天下のGoogleでさえより良いサービス提供に試行錯誤を凝らしていることが伺えます。
そんなGoogleのサービスについて、過去にどのよなサービスをリリースし、どのような理由で結末を迎えたのか調べてみたいと思います。

Google+(プラス)

2011年6月にFacebookの対抗馬としてGoogleが発表したソーシャルサービス「Google+(プラス)」。
リリース当時はGoogleハングアウトや後発のGoogleフォトなどの高機能なサービスも含まれていたため私も大学生のときによく利用していました。
企業のWEBサイトやキャンペーンサイトでもソーシャルボタンのひとつとしてよく使われていましたが、2019年8月にサービスの終了を発表。「あまり使われていないから」という理由と「Google+ People API」のバグで非公開設定のGoogle+アカウントデータの一部が流出した可能性があるというのが大きな原因のようです。

Google+(プラス)

Google Glass

2012年に登場した、メガネ型ウェアラブルデバイス「Google Glass」。
漫画「名探偵コナン」の主人公、江戸川コナンが装着している犯人追跡メガネに似てると期待したのも束の間、プライバシー侵害への懸念、バッテリーが持たない、写真の機能が使いにくい、他のアプリと連携できないなど不満や問題が続出。2015年1月、GoogleGlassの一般消費者向けの販売を中止し、今後はB2B製品としての販売を検討し、2017年7月18日、グーグルの持ち株会社アルファベットは法人市場に特化した「グラス・エンタープライズ・エディション」を発表しています。

Google Glass

Google Notebook

2006年5月に登場した無料のウェブアプリケーション。ブラウザベースのツールでテキスト編集や画像の貼り付け、共有機能などが実装されていました。
2006年当時であれば、共同作業をするという概念や技術が非常に画期的だったかと思いますが、残念ながら2012年7月にサービスを停止し、保存データのほとんどをGoogleドキュメントに自動的にエクスポートされるかたちで幕を閉じました。

Google Notebook

Nexus Q

Googleが発表したハードウェアのマルチメディアプレーヤー。Android端末でGoogle PlayやYouTubeのコンテンツを選択し、Nexus Qを通して接続されたオーディオで再生すること可能。2012年に発売予定でしたが、前評判が芳しくなくリリースは無期延期となりました。別基盤との連携や音楽を聞くことのできる機能は、モニターでインターネットのコンテンツを楽しめるChromecastや、スマートスピーカーのGoogle Homeなど別デバイスへの進化を遂げたのではないでしょうか。

Nexus Q

さいごに

時代のニーズや最先端の技術をいかユーザーに届けるか、という思いが伝わるサービスばかりです。しかし、「まだまだ技術が追いついていない」「やってみたけどニーズがあまりなかった」といった要因でサービス統合、停止、独立、発展など試行錯誤を繰り返すことで現存のサービスに落ち着いてきたように感じます。あのGoogleですら多くのトライ&エラーを繰り返してきたからこそ成功を掴み取ったのでしょう。

そんな終了したサービスをまとめたサイト「Killed by Google - Google Graveyard」を紹介。今までGoogleによって生み出されそして葬られた過去の産物たちが眠っています。