MTDDC Meetup TOKYO 2018に行ってきました

  • CMS

こんにちは、Webディレクターの武智です。
先日、情報収集のためにと読んでいるメールマガジンで、MTDDC Meetup TOKYO 2018のお知らせが目にとまりました。
会場は弊社からもすぐ近く、Yahoo!の本社で開催。以前からMTDDCには興味もあったので、この機会に一度見てみようと思い、行ってまいりました。

Movable Typeのイベントという位置付けですが、内容はMovable Type以外のCMSや、関連する幅広いWebサービスについてのセッションも開催されており、CMSでサイトを作るには様々な技術が連携してWebサイトが成り立っているのだと改めて思います。

30分ごとに複数のセッションが並行で開催されていて、どれを聞こうか迷ってしまいましたが、聞いたセッションの中でいくつか印象に残ったものをレポートいたします。

[基調講演]Movable Typeの最新動向と今後のロードマップ

http://mtddc2018.mt-tokyo.net/session/#speaker_id298

当日の説明スライド

「MTDDCとは何か」の説明から始まって、シックスアパートの歴史と自社製品の導入率のお話。
静的配信CMSとして知られており、成長してきたこともあってか、サイトの安定動作を重要視する企業や自治体、学校法人での導入が多いとスライドを見て改めて感じました。

(「業種別割合は自社調べですが、あくまで実際に同社にライセンスを登録してくださっている企業の集計。
制作会社が登録代行している場合はわかりません。サイトもMovable Typeを使っていることが分からないように作れるので、推測が難しい」
との補足はなるほど......となりました。
使っているCMSが推測されづらいことは、セキュリティにも繋がると思いました。)

他には発売されてからもうすぐ3年となるMovable Type.netと、今年発売されたMovable Type7のポイント紹介。
Movable Type.netはフォームや多言語翻訳との連携、Movable Type7から新たに導入されたコンテンツタイプは、これまで色々と工夫して実現していたことがすっきりと整理できそうな機能で、とても魅力的な機能です。
来年には、案件では高い頻度で話題が出る、ワークフロー機能の追加予定があるとのことで、実現されるとありがたいと思いました。

CMS座談会

エンドクライアントのご担当者と制作会社が登壇される座談会とのことで、よその会社での構築はどんな雰囲気なのかと気になって、聞いてまいりました。

登壇されたのは出版社、一括請求サービス、製造業、シニア向け配食サービス、学校法人の5つの分野のクライアントと各々のサイトを構築された制作会社の方。
業種ごとに様々な課題・ご要望をお持ちで、それをどのように解決したか。ただ高機能だからというだけでなく、お客様の業態や風土も踏まえながらCMSの選定や構築を進めることでリリース後の運営も良くなるのだと改めて思いました。
最後に気になるご予算のお話なども......とても参考になりました。

2018年の今時のCMSを一から書いたらこうなった

http://mtddc2018.mt-tokyo.net/session/#speaker_id343

Movable Typeをベースとしている「PowerCMS」の次世代バージョン、「PowerCMS X」のご紹介でした。
30分のセッションでは到底収まらないほど機能や情報が豊富(説明スライド100ページ......!)。
全体のお話を聞いて、こちらも今までのPowerCMSとはだいぶ印象が変わりそうだと思いました。
私のような非エンジニアには少し分かりづらい、データベースの構築を部品を組み合わせて構築していける、シンプルだけど柔軟なブロック玩具のような印象を受けました。

何よりも高速でサイトの更新(再構築)ができるのはとてもポイントが高い。
11月リリース予定、とのことでとても楽しみです。

実践 Movable Type 7

http://mtddc2018.mt-tokyo.net/session/#speaker_id299

当日のスライド

今年正式版がリリースされたMovable Type7のコンテンツタイプの紹介が主な内容となります。

このセッションを聞く前にプレビュー版を少しだけ触ってみたことがあるのですが、今までにない機能で、ここはどうなっているんだろう......? どう作ればいいのだろう?
と首をかしげていたところがありました。
でも、今回の紹介を聞いて少し納得できた気がします。

当日は、私以外にも弊社のスタッフの方が参加していらっしゃったので、
一人では回りきれなかったセッション等、「どうでした!?」と様子をお聞きしてみました。

MTの話題以外にもWEBにおける画像圧縮の話やデジタルマーケティングの具体例、フリーランスのデザイナーの方のデザインで気を付けていることなど、幅広い話題について聞くことができ、懇親会でも講演者に直接お話を聞けにいけたり大変刺激になりました

まとめ

Movable Typeは、地味なツールというイメージを個人的には持っておりましたが、着実で堅実な変化を続けているツールだと今回のイベントに参加して感じました。

公式サイト
MTDDC MEETUP TOKYO 2018