パワーナップで仕事の効率をアップさせよう!
- ライフハック
「パワーナップ」ってご存知ですか?
聞いたことあるようで無いような、
意味が分かりそうでよく分からない、微妙な響きの言葉ですね。
パワーナップ(power-nap)を直訳すると
「強力な昼寝」といったところでしょうか(nap=昼寝)。
これはアメリカの社会心理学者、ジェームス・マースによって提唱された、
睡眠の効用を最大化する睡眠法のことです。
パワーナップによって得られること
- 仕事の効率が35%程度上昇する(NASAの実験結果より)
- 認知能力が40%増加する(NASAの実験結果より)
- 記憶力と創造性を向上させる(ニューヨーク大学の神経学者の研究結果より)
- ストレスホルモンのレベルが下がるため、ストレスの軽減につながる(カリフォルニア大学の心理学者サラ・メドニック助教授による)
- 心臓疾患にかかるリスクが37%も減少する( 〃 )
- 活動的になる( 〃 )
- 学習効果が高まる(カリフォルニア大学バークレー校の研究より)
などなど...
パワーナップの方法
- 眠くなったら 10~20分仮眠する
⇒ほとんどこれが全てと言っていいと思います。とっても簡単。 - ただしこれ以上寝てしまうと、脳が深い眠りに入ってしまうため、疲労感がより増してしまうとのことです。 (※これより下は出来ればってぐらいで、個人的にはあまり真剣に考えなくてもいいと思います)
- 静かに落ち着いて眠れる場所を確保する
- 仰向けに寝る
- 寝る前にコーヒーなどのカフェインを摂取する
など。
パワーナップに関するその他の記事
- アメリカ海兵隊はパトロール前には必ず「パワーナップ」を義務付けている
- 福岡のある高校が毎日15分間の昼寝を取り入れて、現役の東大合格者が増えるなどの効果を出している
- NASAのパイロットがフライト前に26分間の昼寝をすることで、その後のパフォーマンスが34%、注意力が54%向上した
- GoogleやApple、NIKEなどなどいくつかの有名企業で、仕事中に昼寝をすることを推奨している
- アメリカの30%の会社が仕事の能率を上げる為に仕事中のパワーナップを承認している
- エジソンやダリ、日本人初のノーベル賞を受賞した物理学者・湯川秀樹といった偉人たちも、昼寝をする習慣を持っていた
など。
最後に
「仮眠」や「昼寝」が
仕事の能率や生産性を高めるという科学的な裏付けに基づき、
職場で昼寝をすることを推奨する企業が増えているようです。
日本ではそのような考え方は
まだまだ浸透していないように思われますが、
日本大学医学部の調査では、
労働者の睡眠不足による生産性の低下が日本経済に及ぼす損失は
年間3兆5000億円になるとの研究結果もあります。
この劇的に「安価」で「簡単」で
「極めて効果が高い」ビジネスツールが、
皆さんの職場に導入される日も近いのではないでしょうか。