日本で感染拡大中!話題の"デング熱"について4つのポイント!
- 雑学・時事ネタ
こんにちは、新人の鳴嶋です。
突然ですが、実は私、入社半年目にして盛大に体調を崩し先週一週間お休みをいただいていました。点滴に繋がれながら「健康第一...」と心に強く思っておりました。
そんな私から、現在日本を騒がせている「デング熱」についてお話させていただきたいと思います。
デング熱って、いったい何?
デング熱とは、デングウイルスというウイルスが、人間の体内に感染して起こる急性の熱性感染症です。感染した場合、発熱、頭痛、筋肉痛、発疹、下痢、全身倦怠感などの一般的な風邪のような症状が表れます。
最近、毎日のように国内感染事例の報告が報道されています。今回は以下の4つのポイントでデング熱について正しく理解しましょう。
デング熱についての4つのポイント
1. どうやって感染するの?
デングウイルスに感染した人を蚊が吸血すると、蚊の体内でデングウイルスが増殖します。その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します。人から人に直接感染するようなことはなく、また感染しても発症しないことも多く見られます。
2. どこの国で流行しているの?
熱帯や亜熱帯全域で流行しています。東南アジア、南アジア、中南米、アフリカ、オーストラリア、ハワイでも発生の報告があります。日本に最も近い流行地は台湾です。
3. なぜ今日本で騒がれているの?
日本では約70年前を最後に国内での発症はありませんでした。
ただし海外の流行地でデングウイルスに感染し、帰国した症例は毎年200名前後報告されています。日本国内での感染ではなく、帰国後に発症することを「輸入感染」といいます。デング熱はここ70年間「輸入感染症」として取り扱われていました。
しかし、今年の8月に国内感染が確認され、その後も次々に国内感染事例が報告されたため、報道に大きく取り上げられているのです。
4. 治療薬や予防対策
基本的に治療薬はありません。対症療法になります。安静、点滴にて自然に治癒する病気ですが、中には出血傾向となり、あらゆる臓器から出血し、死に至る場合も極稀にですがあります。そしてデングウイルスに対する抗体が人間にはできないため、2回目の感染はかなり重症化してしまいます。
デングウイルスに感染しないようにするためのワクチンは他国で開発中であり、現在は存在しません。予防対策としては、蚊に刺されないように虫除けスプレーをしたり、肌の露出を少なくすることが大切です。
ウイルスに負けない体づくりを!
今回はデング熱を正しく理解するための4つのポイントを紹介しました。
感染予防対策が「蚊に刺されないようにすること」なんて、単純なようでとても難しいことですよね。しかし、感染しても発症しないことも多くあるようなので、日々の体調管理をしっかりと行いウイルスにも負けない体づくりをすることが大切ですね。
ちなみに私はデング熱ではなく、急性化膿性扁桃炎により寝込んでいました...。こちらも辛い病気ですので機会があれば私の闘病記も紹介したいと思います。
季節の変わり目、体調を崩しやすい時期ですので、どうぞご自愛下さい。